1954-03-10 第19回国会 参議院 予算委員会 第9号
消費の向上ということも一つの経済の発展とも考えられますが、これでは今大蔵大臣が説明せられたように物価は上昇する、従つて国際貿易は不況になる、国際貿易を発展させるためにはどうしても物価は下げなくてはならんとすれば、消費面において十分節約を加える、消費の節約が即ち我々の望むところの耐之経済であります。
消費の向上ということも一つの経済の発展とも考えられますが、これでは今大蔵大臣が説明せられたように物価は上昇する、従つて国際貿易は不況になる、国際貿易を発展させるためにはどうしても物価は下げなくてはならんとすれば、消費面において十分節約を加える、消費の節約が即ち我々の望むところの耐之経済であります。
従つて国際貿易のうちに太刀打ちのできる態勢を整えることができる。そういうような条件のあるにもかかわらず、これを遮断して、わざわざ進んで、そういう南方誌地域と結んで、そのために高いところの原料、二倍、三倍に亙るところの高い原料を、又高い船賃で以て押しつける形で以てこれは輸入しておる。こういう政策をとつておることは、明らかにこれは自然に反すると思う。
従つて国際貿易上におきまして、日本の貿易が勝ちを占めるには、どうしても日本における生産コストの引下げということが必要でありますが、もし今度のように附加価値税がかかりまして、これが転嫁されると、先ほど申しましたように輸出に直接関係のある船賃が値上りし、海上保險料、倉庫保管料、港の埠頭の使用料金が上るということで、附加価値税の結果、これがそういうふうな日本の輸出貿易のコストになるところの料金に転嫁されるということになりますと